株式会社 松本工務店

代表メッセージ

松本工務店は、大工をしていた曽祖父が明治24年に宍粟市波賀町で創業し、私で4代目になります。「お客さま目線で取引したくなる会社」を企業理念に掲げ、誰もがやりたがらない仕事も前向きに取り組み、品質管理を徹底することで強固な信頼関係を築いてきました。河川・治山工事や公共道路工事を主とした土木部門と、公共施設や電力会社・大手商業施設の新築・改修工事、個人住宅の新築などを行う建築部門に分かれ、それぞれ精鋭が活躍しています。

小さな会社ではありますが、経験豊富な社員が数多く在籍しているため、協力業者を挟まず迅速に対応できるのが特徴。水害や震災など、不測の事態が起こるといち早く駆けつけ、地域住民のインフラの確保や周辺の環境整備に努めています。印象深いのは、2016年の熊本地震直後に、個人住宅の修繕に携わったことです。当時、地元の業者は公共工事に精一杯で、個人住宅の修繕にまで手が回らない状況でした。そんななかで依頼を受けた私たちはすぐさま熟練の職人を派遣し、被災した住宅の建築に着手しました。その際施主さんから頂戴した感謝の言葉は、今でも忘れられません。自分たちの仕事が生活に直結していること、そして瞬発力の重要性を、改めて実感した出来事でした。

ショッピングモールや飲食チェーンなど生活に密接した施設の施工・改修工事に携わる機会も多く、その場所が笑顔に溢れる光景を思い浮かべながら作業しています。長かった工事を経て完成した時、そして利用する方の楽しげな表情を見た時の達成感と喜びは計り知れません。

また、以前はアナログが主流だった土木・建築業界も転換期を迎え、さまざまな面で作業のデジタル化が進んでいます。システムの見直しや測量に必要なドローンの講習など、世間の波に取り残されることがないよう、松本工務店でも先端技術の習得を積極的に行っております。同時に、社員が目標を持って長く働けるよう、社員の成長やキャリアアップを全力でサポートする体制を整えています。

宍粟市に根ざした会社へと成長できたのは、いつも助けてくださる地元の方々やパートナー企業のご協力があったからこそ。今までのご支援に恩返しするため、現在私は波賀町の「波賀元気づくりネットワーク協議会」の会長を兼任し、活気溢れる町づくりを目指しています。森林鉄道を復活させる取り組みや軽トラ市などのイベントを通して、少子高齢化が進むこの町の魅力の発信に努めております。

最後に、これまで松本工務店を支えてくださった皆さまへ、心から感謝申し上げます。私たち松本工務店は、今後も皆さまの暮らしを守ると共に、地元・波賀町の発展にますます力を注ぐ所存です。変わらぬご支援と指導のほど、よろしくお願いいたします。

代表取締役 松本貞人